「令和3年度FG長崎2045シンポジウム」レポート!

nullで事務局を務める次世代の長崎のキーマンによる都市デザイン会議「FG長崎2045」では、令和4年3月19日(土)に長崎県美術館でシンポジウムを開催し、会場とオンラインにて約30名の方にご参加いただきました!

シンポジウムでは今年1年間取り組んできたテーマ「水辺・港・海洋を生かしたまちづくり」について、活動報告と現時点での都市デザイン提案を披露いたしました。当日の模様については以下のYouTubeで公開していますので、ぜひ御覧ください!

当日資料はコチラ

開会あいさつ

司会を務めるのは佐々野さん。開会すると早速、FG長崎2045の岩本チェアマンから、この組織のミッションとテーマである「水辺・港・海洋を生かしたまちづくり」の概要について説明が行われました。


令和3年度活動報告

エグゼクティブ・ディレクターの平山より、今年度の活動について報告しました。4月の公益財団法人ながさき地域政策研究所の鶴田理事による講演「ポストコロナ時代の長崎観光」を皮切りに、毎月1回の定例会や、多彩なゲストによる講演、7月の観光応援茂木合宿など、コロナ禍ではありましたが多彩な活動が展開されました。

平成時代の振り返り

都市デザイン提案に入る前に、牧田さん、岩本チェアマンより、平成時代に実施された水辺・港・海洋に関するまちづくりの振り返りとその評価、今後の方向性について説明が行われました。評価については分かりやすく6つの視点から5段階評価のレーダーチャートで表現されました。



都市デザイン提案

「長崎海の民ビジョン2045(仮)」と名付けた都市デザイン提案について、ハード・交通とソフトの各チームから説明を行いました。

ハード・交通チームからは全体的な土地利用の考え方、丸尾地区における「海の駅ながさき・まるお」の整備、交通アクセスに有利な出島地区における物流拠点「シン出島埠頭」の整備、元船地区において交通、水産交流施設、緑地等を複合整備する「大波止新都心」、各拠点を結ぶ水上交通などについて提案されました。

ソフトチームからは、大波止新都心における水産交流施設「長崎お刺身博物館」建設や、海の駅ながさき・まるおにおける海を生かした子供向け海洋教育機関「長崎ウォーターワイズセンター」の設置などについて提案がなされました。


意見交換

会場には現職議員、大学教員、シンクタンカー、まちづくり関係者など、非常に濃い参加者にお集まりいただきました。

特に印象深かかったのは、90歳を超えても元気に出島運河でレンタルボート事業を行っている方から「こんなに未来志向の会には人生で初めて参加した」という熱い言葉をいただいたこと。「拙い提案でも世に出して良かった!」と思える瞬間でした。会場からは提案について前向きな発言を数多く頂戴しました。


閉会のあいさつ

最後に前方のスクリーンを上げ、ガラス越しに現れた長崎港を背景にして、赤木さんが閉会のあいさつを行いました。「長崎の海が豊かになれば、全国の海が豊かになる」、「我々の世代がワクワクできるような街を目指すことで、みなさんにとってもワクワクできる街になる」というメッセージを頂戴して、閉会しました。


最後に

今回のシンポジウムでの議論をもとに、さらに提案をブラッシュアップし、近いうちにまた披露したいと思います。提案をご覧になれらてご意見・ご感想などがありましたらコメント欄によろしくお願いします。

それでは今後ともFG長崎2045をよろしくお願いいたします!

長崎都市・景観研究所/null

長崎の都市価値を0ベースで再考し、提案・実践する景観まちづくり団体

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